K デスクトップ環境

第2章 パネルのオプション

メニューのヒント」の選択は、ヒント、すなわちパネル上のボタンや メニュー項目に関する機能についての短い情報の表示を制御します。

効果」の部分では、パネルとタスクバーを「自動的に隠す」機能を 制御します: これにより、パネルとタスクバーを必要なときにすぐに利用できる 一方で、必要ないときには画面のスペースを広げるために隠します。

その他」の部分には、(大きな K のボタンが選択されたとき に表示される)アプリケーション スタータ メニューにおけるユーザの個人設定 の表示位置や、パネルの時計の表示形式を制御します。

標準設定では、KDE のシステム アプリケーション (ユーザが設定変更不可能) が アプリケーション スタータ メニューの最初の項目に現われます。その 下に「パーソナル」メニューがあって、ここには各ユーザが所有するメニュー 項目 (これはユーザの ˜/.kde/share/applnk/ ディレクトリにある) が入っています。

個人のメニューにおけるメニュー項目の標準設定の配置法は、独立した アプリケーションの項目を最初に持って来て、その下に追加アプリケーション がグループになっているメニュー フォルダ (例えば「システム」メニューの「アプリケーションの検索 (Appfinder)」によって生成されたもの)が後に続きます。

パネルの時計の表示形式」 パネルは現在の時刻と日付を表示します。標準設定で、時間は 24 時間形式で 表示されます。他の選択肢は以下の通りです:

「Internet time」 は、新しい「普遍的な」時間の形式で時計会社の Swatch 社によって推進されています。これによると 1 日 24 時間を 1000 の 「 beat 」に分割し、UTC+1 (GMT+1)の真夜中を基準に測ります。そうすると、 UTC+1 の正午は Internet time で 「 @500 」 となります。 (@000 は同社の本社がある、スイスの Biel における冬時間の真夜中を指します。)