K デスクトップ環境

第8章 KFM Web ブラウザの設定: クッキー

クッキー」はリモート Web サイトから受け取る短いメッセージです。 これはユーザのシステムに保存されて、次回同じページ (または同じサイトの 別のページ) を訪れた時にブラウザによってサーバに送り返されます。

クッキーは Web サイトが比較的長い期間にわたってユーザを自動的に識別する のに使用されます。Web サイトは、これを使用してユーザの好みに関する情報を 記憶します。クッキーは、ユーザが Web サイトで何をしていたかを追跡するのにも 使用されます。このように使用されるため、人々の中にはクッキーが自分達の プライバシーを侵害するものであると考えています。KFM はクッキーごとに それを受け入れるか、受け入れないかを判断するのに自由度の高い設定が できるようになっています。

もし、「クッキーを有効にする」を選択すると、以下の設定に従って クッキーを受け付け、格納されたクッキーを送信します。 もし、これが有効に なっていない と、クッキーは送信されず、 新しいクッキーは受け付けられません。

標準受付ポリシー」の設定では、ドメイン固有の設定が されていないドメインが発行元になっているクッキーに対する取り扱いを決定します。

ユーザは、「ドメイン固有の設定」欄にリストされているドメインから 受信したクッキーに対して個別のポリシーを設定することができます。

個別に設定するドメインを追加するには、 「ドメイン受付ポリシーの変更」欄にドメイン名を入力して、3 つの ポリシー(受け付ける/問い合わせる/拒否する) のどれかを選択してから、 「変更」をクリックするとドメイン固有の設定のリストに新しい項目を 追加します。既にリストにあるドメインの項目を修正するには、その項目を クリックして強調表示して、これに対する新しいクッキー受付ポリシーを 設定します。また、「削除」ボタンをクリックして削除します。

これらのドメインから発行されたクッキーは、各々に設定されたポリシーに 従って取り扱いが行われます。あるドメインに対して「問い合わせる」を 選択した時には、そのドメインからクッキーを受信したときにポップアップ ウィンドウが表示され、そのクッキーをどうするかの問い合わせが行われます。 このポップアップ ウィンドウは、当該ドメインに対する受付ポリシーを 変更するのにも使用できます。