Miracle Linux
のインストール方法を説明します。
製品を購入された方は製品に同梱されている
「インストレーションガイド」(製本版)も参照してください。
インストールおよびご使用中の問題点等につきましては、
弊社 Web サイトの
サポート情報 の「Technical Information」もご参照ください。
また、本ガイド巻末の
関連情報へのリンク もご参照ください。
グラフィカルモードによるインストールでは、 マウスをクリックすることによって、 項目の選択、決定が行えます。
項目間のカーソルの移動 | : | <Tab>、<←>、<→> |
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: | <ALT> + <Tab> (テキストモードのみ、<←> と同じ) | |
選択リスト内のカーソルの移動 | : | <↑>、<↓> |
チェックボックスの選択 | : | <Space> |
選択項目の決定 | : | <Enter> (テキストモードのみ) |
インストール作業の前に以下のものを準備してください。
CD-ROM から起動する場合 | 1 枚 (ブートディスク用) |
フロッピーディスクから起動する場合 | 2 枚 (インストールディスク、ブートディスク用) |
Miracle Linux
をインストールするコンピュータが CD-ROM から起動できる場合には、
インストールディスクの作成は必要ありません。
次の コンピュータの起動にお進みください。
また、製品版をご購入の方で、
ネットワークを利用したインストールを行わず、
PC カードを使わない場合は、
インストールディスクが添付されておりますので本作業は不要です。
次の コンピュータの起動にお進みください。
CD-ROM から起動できない場合、
ネットワークを利用してインストールを行う場合、
PC カードをお使いになる場合は、
フロッピーディスクからコンピュータを起動します。
ここでは、コンピュータを起動するためのフロッピーディスク「インストールディスク」の作成方法を説明します。
以下の方法でインストールディスクを作成してください。
インストール CD またはインストールディスクからコンピュータを起動します。
システム起動時に CD-ROM から起動するように BIOS が設定されている場合は、
インストール CD を入れた状態でコンピュータを再起動するか、
コンピュータの電源を入れた直後にインストール CD を CD-ROM ドライブに入れると、
しばらくしてからインストーラが起動します。
CD-ROM から起動するように BIOS の設定を変更できる場合は、
BIOS の設定を変更してから、
インストール CD を CD-ROM ドライブに入れてコンピュータを再起動してください。
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画面をクリックすると 拡大画面が表示されます。 |
通常は、上記画面で <Enter> を押して、
グラフィカルモードでインストーラを起動します。
何も入力しなかった場合は、
約 1分後にグラフィカルモードでインストーラが起動されます。
インストーラが起動されると、必要に応じてドライバが読み込まれます。 ドライバの読み込み中は、読み込んでいるドライバ名が表示されます。
以降では、グラフィカルモードでインストーラを起動した場合について説明します。
グラフィカルモードで起動できない |
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CD-ROM から起動できない |
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インストール中に出力されるメッセージの言語を指定します。
インストール中に表示されるメッセージを日本語にしたい場合は、
[Japanese] をマウスでクリックし、[Next] をクリックします。
オンラインヘルプ |
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キーボードのモデル、レイアウト、デッドキーの設定をします。
日本で広く使われている106日本語キーボードの場合は、
モデルを [Japanese 106-key]、レイアウトを [Japanese] に設定します。
それ以外の場合は対応するキーボードのモデルとレイアウトを選択します。
デッドキーは、複数のキーを使って特殊文字を入力する場合に必要になります。 通常は「デッドキーを無効にする」にします。
マウスのタイプを設定します。
一覧の中から使用するマウスを選択します。
もし、一覧に同じものがなかった場合は、互換性のあるタイプを選択します。
互換性のあるタイプがわからない場合は、
[Generic] からボタンの数とインタフェースが同じものを選択します。
ここから、インストールに関する各種の設定が始まります。
設定の変更 |
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インストールの中止 |
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インストールするサーバーの種類を選択します。
LILO を MBR 以外にインストールするには |
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手動でパーティションを設定するには |
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X ウィンドウシステムが入りません |
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表示されるメニューの中から使用目的に一番近いインストールタイプを選択してください。
パーティションの設定方法を指定します。
「インストールの種類」で
[カスタムシステム] 以外を選択した場合、
ディスク容量が不足しているなどの理由で、
パティションの自動設定ができない場合があります。
この場合には、
「パーティションの自動設定に失敗しました」
という画面が表示されます(下記参照)。
パーティションの自動設定に失敗しました |
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パーティションの一覧からフォーマットするものを指定します。
チェックされているパーティションはフォーマットされます。
フォーマットされると既存のデータはすべて消去されますので、ご注意ください。
既存データを残して、
Miracle Linux
を上書きする場合は、
残したいパーティションをクリックして、
チェックを消してください。
ディスクの不良ブロックを検査したい場合は、
[フォーマット中に不良ブロックをチェックする] をチェックしてください。
「インストールの種類」で
[カスタムシステム] を選択した場合に、
「LILO の設定」が行えます。
ブートディスクの作成と LILO (Linux Loader) の設定を指定します。
[ブートディスクを作成] を指定することを推奨します。
実際にブートディスクを作成するのは後になります。
サーバー用途でコンピュータを使用する場合には、他の OS との共存は行わず、
Miracle Linux
単独で使用することを推奨します。
この場合には、MBR(Master Boot Record)に LILO をインストールしてください。
すでに、他のブートローダーがインストールされている場合は、
ブートパーティションの最初のセクタに LILO をインストールします。
ホスト名、ゲートウェイの IP アドレス、DNS サーバーの IP アドレスなどを設定します。
ホスト名を指定する場合は、必ずドメイン名を含めた
FQDN(Fully Qualified Domain Name: host.xxxx.com といった形式)
で指定してください。
FQDN で指定しなかった場合、
ネットワークを利用するプログラムからエラーメッセージなどが出力される場合がありますので、
注意が必要です。
接続するネットワーク上に DHCP サーバがあり、
それを利用してネットワークの設定をする場合は
[DHCP を使用して設定」がチェックされていることを確認してください。
DHCP サーバーを利用せずにネットワークに接続する場合には、
[DHCP を使用して設定する] をクリックしてチェックをはずし、
[起動時にアクティブにする] がチェックされていることを確認して、
「IP アドレス」、「ネットマスク」等を設定してください。
ネットワークに接続しない場合やネットワークの設定を再起動後に行う場合は、
[DHCP を使用して設定する] と [起動時にアクティブにする] の両方のチェックをはずしてください。
ネットワークカードが複数ある |
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サーバーのセキュリティ強化のために、ファイアウォールを設定します。
セキュリティレベルを選択します。
[カスタマイズ] を選択すると、特定のサービスへの接続を許可できます。
セキュリティレベルを [高] または [中] に設定し、
接続を許可するサービスを [カスタマイズ] で指定することを推奨します。
[カスタマイズ] で「信用するデバイス」を設定すると、
そのデバイスに対してのファイアウォールの設定はなくなり、
すべてのアクセスが可能になります。
インストールする言語環境とデフォルトの言語を設定します。
コンピュータで使用する時刻のタイムゾーンを設定します。
日本の場合、場所で [アジア/東京] を選択してください。
root のパスワードとユーザーのアカウント/パスワードを設定します。
root のパスワードは必ず設定してください。
パスワードは、6 文字以上で、
通常は、root 以外でログインすることを推奨します。
通常のログイン用に 1つ以上のアカウントを設定します。
認証方法を設定します。
インストールするパッケージグループを選択します。
インストールグループ単位ではなく、個別のパッケージ単位で選択したい場合には、
画面下の [個々のパッケージを選択] をクリックしてマークしてください。
一覧からインストールしているコンピュータのビデオカードを選択します。
一覧からインストールしているコンピュータのモニターを選択します。
「色深度」と「画面解像度」を指定し、[設定のテスト] でテストします。
ログイン画面を [テキスト] ログインにするか、
[グラフィカル] ログインにするかを選択します。
パッケージをインストールする準備が終了しました。
ここで、[次] をクリックすると実際のインストールが始まります。
ここまでの設定を変更する場合は、[戻る] をクリックして必要な設定画面まで戻れます。
また、<Ctrl> + <Alt> + <Delete> でインストール処理を中止し、
コンピュータを再起動することができます。
インストールの進行状況が表示されます。
最初にフォーマットするパーティションが指定されていれば、 ファイルシステムのフォーマットが行われ、続いて インストール準備、 パッケージのインストールが行われ、 最後に インストール後の設定が行われます。
ブートディスクを作成します。
フォーマット済みのフロッピーディスクをフロッピーディスクドライブに挿入して、
[次] をクリックします。
後で、ブートディスクを作成する場合は、
[ブートディスク作成を省略] をクリックしてから、
[次] をクリックします。
インストールが終了すると、次の画面が表示されます。
ここで、[次] をクリックするとコンピュータが再起動します。
インストール CD が入っている場合には、CD-ROM ドライブのトレーが開きますので、
インストール CD を取り出してください。
数秒後に自動的にトレーは収納されます。
インストール CD を取り出さずに放置した場合、
再度インストール処理が開始されてしまいます。
トレーが開いている間に取り出せなかった場合は、
コンピュータが再起動した直後に、
CD-ROM ドライブのイジェクトボタンを押してトレーを開け、
インストール CD を取り出してください。
また、ブートディスクも取り出してください。
ただし、「インストールの種類」で
[カスタムシステム] を選択し、
「LILO の設定」で LILO をインストールしなかった場合は、
ブートディスクを入れたままにします。
ご意見・ご感想 |
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また、
Miracle Linux
をインストールされたコンピュータについて下記の情報をお寄せください。
・機種名 (メーカー、型番、自作の場合はマザーボードのメーカーと型番) | |
・CPU (メーカー、周波数、実装個数) | |
・メモリ容量 (FSB がわかれば明記してください) | |
・ディスク種別 (メーカー、型番、SCSI/IDE、容量、台数) TD> | |
・ディスク構成 (RAID/Software RAID) | |
・CD-ROM/DVD-ROM 装置 (メーカー、型番、SCSI/IDE) | TR>|
・SCSI カード (製品名) | |
・LANカード (メーカー、型番、またはチップセット名) | |
・ビデオカード (メーカー、型番、またはチップセット名) TD> | |
・mcinfo コマンドを実行した結果 | |
・その他 |
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製品情報 |
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関連情報 |
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