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LVMの動作原理

LVMにおいて、ある論理ボリュームにデータを格納しようとしているとき、どの実ディスクを選ぶべきかをどのようにして決定しているのでしょうか? LVMでは、ひとつの物理ボリュームがいくつかの物理エクステントを含んでおり、ひとつの論理ボリュームもいくつかの論理エクステントを含んでいます。このような物理エクステントは論理エクステントに直接結びつけられ、その関係の解釈は(VGDAにある)「物理エクステント/論理エクステント解釈テーブル」へ格納されます。LVMディスクに格納される際、ボリュームグループが利用可能な状態になるとすぐに変換テーブルが内部メモリへロードされます。 ボリュームグループが作成されるとき、物理エクステントは標準サイズである4MBに指定されます。つまり、実際のハードディスクのサイズや種類が同じであろうとなかろうと、ひとつのボリュームグループの中では全ての物理エクステントの大きさが同じとなります。論理ボリュームが作成されると、LVMシステムは論理エクステントを作り出します。そして、論理ボリューム内のどの論理エクステントも結びつけられる物理エクステントを見つけ出せるよう、自動的に物理エクステント/論理エクステント変換テーブルの保守を行います。つまり、LVMシステムはディスクデータがどこに書き込まれたか知っているということです。


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