Install Navigator for Oracleを使用した、Oracle Database 11gのインストール方法について解説します。なお、ここではOracle Database 11g Release 2 (11.2.0.1.0)を使用します。詳細につきましては、Oracle Database 11gのインストレーションガイドやリリースノートをご覧ください。
Oracle のインストール作業に入る前に、以下のものを準備してください。またOracleに付属の「リリースノート」には、制限事項や注意事項が記載されているので、必ず目を通してください。
AsianuxはDVD-ROMを自動マウントします。そのため手動でのマウント操作は不要です。もし自動的にマウントされないときには、root でログインして、次のコマンドを実行してください。
$ su -
# mkdir -p /mnt/cdrom
# mount /dev/cdrom /mnt/cdrom
Install Navigator for Oracle を起動するには、root ユーザーで次のコマンドを実行します。
# oranavi &
Install Navigator for Oracle の起動画面が表示されます。
実行する項目を選択し、[進む] をクリックしてください。
Oracleのインストールメディアを指定します。ローカルマシンのハードディスク上、もしくはネットワーク上のほかのマシンにあるときには、runInstallerのあるディレクトリを指定します。
![]() |
画面をクリックすると 「ソースメディアの選択」画面の 拡大画面が表示されます。 |
エラー |
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エラー |
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[戻る] をクリックすると「項目の選択」画面に戻ります。
[閉じる(C)] をクリックすると Install Navigator for Oracle の
終了を確認する画面 が表示されます。
終了してよければ [OK] を、終了しない場合は [キャンセル] をクリックします。
インストールしようとするOracle製品のバージョンが表示されます。このままでよいときには[OK]をクリックします。インストールしようとしているものではないときには、[キャンセル]をクリックします。
インストールしようとするバージョンであることを確認して [OK] をクリックします。
Oracle のユーザーアカウント情報入力画面が表示されます。
必要に応じて内容を修正して、[進む] をクリックします。
前の画面の入力情報から修正したい場合には、[戻る] をクリックします。
[閉じる(C)] をクリックすると Install Navigator for Oracle の
終了を確認する画面 が表示されます。
終了してよければ [OK] を、終了しない場合は [キャンセル] をクリックします。
警告 |
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Oracle のユーザー属性情報入力画面が表示されます。
必要があれば修正して、[進む] をクリックします。
前の画面の情報を修正したい場合は、[戻る] をクリックします。
[閉じる(C)] をクリックすると Install Navigator for Oracle の
終了を確認する画面 が表示されます。
終了してよければ [OK] を、終了しない場合は [キャンセル] をクリックします。
エラー |
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Oracle 用の環境変数入力画面が表示されます。
NLS_LANG 等、他の環境変数を独自に設定したい場合は、[その他の環境変数に典型的な値を設定します] をクリックしてチェックをはずしてください。
必要があれば修正を行って、[進む] をクリックします。
前の画面の情報を修正したい場合は、[戻る] をクリックします。
[閉じる(C)] をクリックすると Install Navigator for Oracle の
終了を確認する画面 が表示されます。
終了してよければ [OK] を、終了しない場合は [キャンセル] をクリックします。
[その他の環境変数に典型的な値を設定します] を選択した場合には(既定値)、
「Apache 用の環境変数の設定」に進みます。
Oracle 用の環境変数 NLS_LANG 設定画面が表示されます。
Asianux 2.0以降ではシステムのデフォルトロケールがUTF-8になっています。その場合こちらで設定するNLS_LANGのデフォルトは"Japanese_Japan.AL32UTF8"になっています。
表示されているものから選択する場合はその値をクリックし、表示されているもの以外に設定したい場合は、[その他] をクリックして入力欄に値を入力して、[進む] をクリックします。
NLS_LANG設定のヒント 「NLS_LANG=Japanese_Japan.AL32UTF8」と設定した場合、日本語のメッセージが選択されるため、コンソール上でOracleを使用すると文字化けが発生します。これはX-Windowを起動する前の標準コンソールが日本語に対応していないためです。この文字化けは表示上の話しですので、使用上の問題はありません。また起動/停止時のログは /var/log/boot.log に保存されますので、あとで確認することもできます メッセージを英語にすることで、自動起動/停止時の文字化けの問題を回避できます。メッセージを英語表示にするときには、NLS_LANGに次のいずれかの値を設定します。
insert into foo values('02-12-31') また後者のように、言語(NLS_LANGの先頭部分)だけをAmericanにすることによって、メッセージだけを英語にして、日付などの表示はYYMMDDのような日本形式を使用することもできます。 |
追加される Oracle 用の環境変数のリストが表示されます。
表示された環境変数の設定を .bash_profile に追加してもよい場合は、
[はい] が選択されている状態(既定値)で [進む] をクリックします。
既に示された環境変数の設定が追加されている場合は、
[いいえ] をクリックしてから [進む] をクリックします。
他の環境変数の定義を設定することができます。
左の欄に設定したい環境変数名を入力し、
右の欄にその環境変数に設定したい値を入力します。
設定したいすべての環境変数(最大8個)の名前と値を入力したら、
[適用] をクリックしてから、[進む] をクリックします。
設定する環境変数がない場合は、[進む] をクリックしてください。
設定される環境変数の一覧が表示されます。
確認して [OK] をクリックします。
Oracle データベースのための環境変数を Apache の設定ファイルに追加します。
追加してよければ [はい] が選択されている状態(既定値)で
[進む] をクリックします。
既に Oracle をインストールしてある等、
Apache の設定に定義を追加する必要がない場合は
[いいえ] をクリックしてから [進む] をクリックします。
Oracle DBMS のインストールを開始するかどうかの確認画面が表示されます。
すぐにインストールを開始する場合は [進む] をクリックします。
もう一度設定項目等を確認したい場合は [戻る] をクリックします。
インストールを開始する前に他の設定等を行う場合は [閉じる(C)] をクリックします。
Oracle Universal Installer の指示に従って Oracleデータベースをインストールします。
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