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接続設定
Poseidon PPPを再起動しますと、次のようなウィンドウが現れます。
4-1 Poseidon PPPのウィンドウ
既に作成された全ての接続先がウィンドウに表示されています。ダイアルアップの接続を確立したいアイコンをダブルクリックしてください。新しい接続先を設定したいのであれば、「新規」ボタンを押してください。次のようなダイアログが現れます。
4-2 新規接続先の設定
新規接続先の作成方法は二通りあります。「ウィザード」と「ダイアログセットアップ」です。もし通常の接続あるいは設定についてあまり知識がない場合は、ウィザードが単純で、効率的な、新しい接続を設定する方法です。接続ウィザードを使うと、割り当ての通りに勧められたステップに沿うだけです。詳細は「ウィザード」を見てください。
特別な設定が必要な場合、あるいは設定について知識がある場合には、新しい接続を設定するのに「ダイアログセットアップ」を使用することができます。
ダイアログセットアップは次のようなものです。
4-3 ダイアログセットアップ
ウインドウには7つのタブがあって、各々のタブはそのクラスの属性を設定するのに使われます。
「ダイヤル」タブには接続名、外線発信番号、電話番号、認証があります。「パスワードを保存」にチェックを入れておくとこの接続のパスワードを保存しておくことができます。「pppdの引数のカスタマイズ」 は必要な時のみ使われます。
「ネットワーク」タブには接続が成功した後のローカルホストのIPアドレスとゲートウェイアドレスの設定があります。もしプロバイダが動的にIPアドレスを割り当てている場合、「動的IPアドレス」をチェックしてください。この場合、IPアドレスは接続を確立する度に毎回変わります。
プロバイダから静的にIPアドレスをもらっている場合、「静的IPアドレス」をチェックしてください。この場合、IPアドレスのボックスの中にそのアドレスと、もし当てはまるならサブネットマスクを入力する必要があります。もし不確かならプロバイダに尋ねてみてください。
動的に割り当てられたアドレスは大多数で使われており、大抵の場合はこれにチェックを入れるのはは正しい選択でしょう。
pppの接続の成功後に、マシンのホストネームとドメインをKPPPに設定させたい場合、「IPからホスト名を自動設定」をチェックしてください。
もしpppdにデフォルトゲートウェイを使用させたい場合は、「デフォルトゲートウェイ」をチェックしてください。これがデフォルトの設定です。
デフォルトのゲートウェイの代わりにゲートウェイを指定したい場合には、「静的ゲートウェイ」をチェックしてください。
ほとんど必ず「デフォルトルートをこのゲートウェイに指定する」にチェックが入っていることでしょう。このタブは下の画像になります。
ネットワーク
「拡張」タブにはpppdのタイムアウトとアイドルタイムアウトの設定があります。いくつかの接続のための設定は任意です。「拡張」タブは以下になります。
拡張タブ
それぞれのオプションの重要な点は以下の通りです。
【接続時にパネルに格納このオプションを選択した場合、接続後にデスクトップのパネルの右下の角に小さい点滅するアイコンを表示します。
【切断時に自動的に再ダイアル】このオプションを選択した場合、接続が切れた時に自動的に再ダイアルします。
【タイトルに時刻を表示】ウィンドウのタイトルに接続の持続時間を表示させます。
【Xのシャットダウン時に切断する】このオプションをチェックした場合、もしX-サーバがシャットダウンされると、確立していたリンクを自動的に切断します。
【終了時に切断】このオプションを選択した場合、接続が切れた場合、Poseidon PPPは自動的に終了します。
【接続時にウィンドウをアイコン化する】このオプションを選択した場合、接続が確立した時に、Poseidon PPPはウインドウのサイズを最小化します。
「DNS」タブはドメイン名とDNSアドレスリストを設定するために使われます。「ドメイン名」はマシンのドメイン名を指定します。DNSのアドレスのリストは「自動」あるいは「手動」で設定することができます。このタブは次の画像の通りです。
4-6 DNS
リンクをログインスクリプトベースで確立させる場合、「ログインスクリプト」タブでログインスクリプトを使用した接続の設定を行います。これはスクリプトを編集するために役立つツールを提供します。このタブは次の画像に表示されています。
4-7 ログインスクリプト
「実行」タブは実行されるさまざまなステージ、つまり「接続前」「接続中」「切断前」「切断中」のアプリケーションを設定します。ここではアプリケーションの完全なパスを入力することに注意してください。 そしてアプリケーションの実行はPoseidonPPPを使用するユーザ相当の権限で行われます。 このタブは次の画像で示されています。
4-8 実行
「計測」タブはこの接続を使用する際の計測情報を設定します。
4-9 計測
上記を埋めたあとで、新しい接続を完了させるために「OK」ボタンをクリックします。
完了した全ての接続先設定は、PoseidonPPPの設定ウィンドウに表示されます。
接続を選択し、「編集」ボタンをクリックするとその情報が変更できます。設定が完了している接続先は、同じ設定で複製することができます。また随意に削除できます。
接続先の一覧タブで選択された接続コールと現在使用している総量を確認することができます。そして、それらは任意にあるいはすべてゼロへの差し替えができます。「ログ表示」ボタンをクリックすると、すべての、あるいは一つの接続の詳細な情報を見ることができます。
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