Name

smbmnt — SMB ファイルシステムをマウントするためのヘルプユーティリティー

Synopsis

smbmnt {mount-point} [-s <share>] [-r] [-u <uid>] [-g <gid>] [-f <mask>] [-d <mask>] [-o <options>] [-h]

解説

smbmnt は、実際に SMB 共有のマウント処理を行うときに smbmount によって呼び出されるヘルパーアプリケーションである。 もし一般ユーザにも SMB 共有をマウントできるようにしたいのなら、smbmnt を setuid root としてインストールすることもできる。

setuid された smbmnt はユーザが所持しているディレクトリで、かつそのユーザが 書き込み権限を持っている場合にしかマウントできない。

smbmnt は通常 smbmount (8) から起動される。 ユーザによって直接実行されるべきものではない。

smbmount は smbmnt をサーチする際、通常の PATH をサーチする。smbmnt のバージョンが使用されている smbmount とマッチすることを確認すること。

オプション

-r

ファイルシステムを読み取り専用でマウントする

-u uid

ファイルを所有する uid を指定する

-g gid

ファイルを所有する gid を指定する

-f mask

ファイルに適用されるパーミッションを 8 進数で指定する

-d mask

ディレクトリに適用されるパーミッションを 8 進数で指定する

-o options

そのまま smbfs へ渡されるオプションを列挙する。 これは Linux カーネル 2.4 以降で動作する。

-h|--help

コマンドラインオプションの要約を表示する。

作者

Volker Lendecke, Andrew Tridgell, Michael H. Warfield and others.

現在の smbfs とユーザ空間のツール smbmountsmbumountsmbmnt のメンテナは Urban Widmark である。 これらのプログラムに関する質問を尋ねるには SAMBA メーリングリスト (訳注:これは本家すなわち英語のメーリングリストであることに注意) が相応しい。

このマニュアルページの Samba 2.2 のための変換は Gerald Carter が行った。 Samba 3.0 対応の DocBook XML 4.2 形式への変換は Alexander Bokovoy によって行われた。

日本語訳

  • 高橋 基信 (monyo@samba.gr.jp)

  • 太田 俊哉 (ribbon@samba.gr.jp)

  • はせがわ ようすけ

  • 山田 史朗 (shiro@miraclelinux.com)